2019年10月18日の練習(13)
今日の合唱練習は、指揮者の石毛先生による指導です。当初はコスモホールが会場でしたが、同ホールが使用不能のため、急遽会場を野沢会館に移して行いました。石毛先生には合わせ練習や総練習の折に短時間ご指導いただきますが、今日と11月8日は2時間の練習時間をフルに使って直にご指導をいただく貴重な機会です。
直接指導の初回とあって前プロは「鍛冶屋の合唱」だけで後は「第九」の集中練習となり、ポイントポイントで懇切丁寧なご指導をいただきました。
練習のまとめで石毛先生は、ベートーヴェンが第4楽章にわざわざ歌を入れたのは、人の声でしか表せない、圧倒的な声の力あるいは言葉の持つ力を掲げたかったからではないか。楽器の音楽だけでは表現できないものをここで統合した。歌はオーケストラの添え物ではなくそれを凌駕していく。歌が入ったことによって音楽が全く違う生き物になっていく。言葉がすごく大事なので、言葉を大事にしてオーケストラの音楽ではなく最後は歌の音楽にオーケストラが合わせていくようにしたいと語られ、「言葉を大事に歌ってほしい」「ドイツ語はアクセントが命」、「練習本の最後の方の発音記号が載っているページでアクセントがどうなっているか見てほしい。大事な単語についてはアクセントを入れてみて再確認を」といったお話しがありました。