2022年11月11日の練習(15)~「きちんと歌える」努力を~

 今日の会場は創錬センターです。これで2回目ですがコスモホールの大ホールの客席で大きく散らばって練習するのとは違い、明るく開放的で声が聞こえて歌いやすい環境です。
 初心者練習はいつものステージではなく、全体練習と同じスペースであったことから早めに来た全体練習参加者も加わって、次第にプレ全体練習といった雰囲気となりました。練習を重ねる中で初めての方もかなり歌えるようになっていますので、更にもう一歩と指導の内田先生自らがポイントについて歌って見せて、「もっと積極的に前へ、前へ」「なんとなく歌わない」「いまのでいい」「もう一回」・・・など熱のこもった練習が続きました。
 全体練習では、最初のフィンランディアでは内田先生がCDを持参され、前回創錬センターの練習(9月9日)の際に聞いたものだが、これだけ歌ってきたので曲が自分のものになってきて、最初の時と全然違う印象だろうと思う。「違いを楽しんでほしい」との話でしたが、プロと比べた私たちの演奏を自己点検するよい機会となりました。その後通して歌った後、いつものようにブロック単位で練習。最初の出(練習符号I~)について、「ここはオーケストラにテンポがないので、最初のソプラノ、アルトが出るときのテンポがその後を左右する。朗々と歌いたくなるが指揮の通りに歌う」などポイントポイントで出される指摘に沿って練習しました。希望者には先生が用意して下さった音取り用のCDも配布され、強力な助っ人の登場で不安解消、元気が出ます。  
 第九では、内田先生から「練習は後数えるほどしかない。初めての方は大変だと思うがこの前栁澤先生からお話があった歌い方でとにかく回数をこなしましょう」とのお話があり、「ダメな所は止める」との方針で練習に入りました。最初(238小節~)の「Freud!のオがちょっと遅れている」、練習符号D(257小節~)「動きをはっきり出して、感動を持って歌う」、291小節~292小節「小さくなる時に弱々しくなってしまう。小さく歌う時こそ子音を出して言葉がはっきり出るように」などダメ出しの都度細かな指摘を受けて最後まで練習しました。
 今回は会場の関係でパート練習がなく、練習の終わりに内田先生から「もうこれだけ歌えますから、後は自分の課題として、自分に向き合って欲しいと思います」とのお話がありました。いよいよ胸突き八丁、高めるのは自分です。到達度はそれぞれですが「きちんと歌える」を目指して一人一人が現状を自己点検し、不足する点やウィークポイントの克服に努めていきましょう。

「もっと積極的に前へ!前へ!」熱のこもった初心者練習
髙橋先生に合わせてウオーミングアップと発声練習。通りのよい声を出しやすく!
「とにかく歌う回数をこなしましょう!」内田先生
指揮を見て歌う!実践中!
明るく、開放的で声が聞こえてしっかり練習できました。