2022年11月4日の練習(14)~パート練習でパワーアップ~

 街角のあちこちに第九のポスターが貼り出され、「いよいよだ!」と張り切る一方、前回の栁澤先生による練習では沢山の課題が出されて未だ悩み深しといったところでしょうか。練習の冒頭には内田先生から「ギリギリ1か月半、今のうちは焦っている方がいいんです」との励ましの言葉があり練習に入りました。
 いつもどおりフィンランディア、第九と前半の練習をした後、内田先生から、全体練習で(団員同士の)間隔を取って歌っていると周りからの声が聞こえにくくて歌いにくいと思う。栁澤先生の時の録音を聞いたら全然音が取れていないところがあった。一人一人やるのは大変だと思う。既に歌える方は、初めての方とか経験の浅い方の力になって欲しい。きちんと歌えるようになるためにパート練習に時間を取りたいとのお話があり、いつもより早く前半の全体練習を切り上げパート練習に移りました。
 パート練習会場は、ソプラノ、アルトはいつも通りそれぞれ小ホール、大ホール、今まで男声として一緒に練習していたテノール、バスは分かれて練習室、楽屋です。これまでもパート指導の先生方の懇切丁寧な指導の下に練習を重ねてきましたが、栁澤先生から出された課題を中心に、時間をかけてより濃密な練習を行いました。これを機に周りの声をよく聞き、一人一人がきちんと歌えるようになることを目指して頑張ろうではありませんか。
 全体練習での内田先生からの指摘は、フィンランディアでは「この曲には必ず伸ばしがある。伸ばしの時に出した声よりももっと良くする」「男声の入るところ重くなるので、それまで女声が歌っているテンポにすぐ乗る」「響きを飛ばしている間にブレスする」、練習符号Oからは「堂々と、朗々と歌う」など。第九では練習符号Sのところは「とにかくしゃべる」「音の輪郭をはっきりさせる」「もっと勢いよく」「(806小節~)ソプラノに寄り添う」「Alle Menschen, alle Menschen,alle Menschen, alle Meまではインテンポで」「Menはフェルマーのつもりで」などです。
 次回11月11日(金)の練習会場は創錬センター(佐久市猿久保165-1 TEL0267-66-0551)です。お間違えのないようにしましょう。

「きちんと歌えるようになろう!」内田 満先生
ソプラノパートは小ホールで竹花摩耶先生
アルトパートは大ホールで髙橋喜久子先生
テノールパートは練習室で久保順平先生
バスパートは楽屋で全体指導の内田 満先生