2022年8月19日の練習(4)~本番指揮の栁澤先生の指導で~

 「出身は下諏訪町ですが、佐久にはなかなか来る機会がなく・・・すごく嬉しいです。2年も待って(コロナ禍で2020年、2021年佐久第九中止)ご一緒できました。・・・」で始まった栁澤寿男先生の指導は、最初に内田 満先生の指導で栁澤先生からリクエストがあった3か所(練習見出しGからの部分、411小節から始まる男声合唱、631小節~654小節)について練習し、その練習を踏まえて栁澤先生の指導で第四楽章を一通り練習しました。
 Gの部分では、「少し分けるくらいのつもりで」「Gottは長く伸ばしたい」・・・、男声合唱では「はっきりリズムを歌う」「2回目のfreudigはより強く」・・・などなど、換気のための休憩を挟んで熱の入った指導をいただきました。締めくくりに「折角来たのでこんな風にやりますよとお伝えしました。難しいのはIhr stürzt(631小節)から763に入るところまでが課題として残ります。是非しっかりやってもらいたいです。フーガも難しいです。650からの数小節は難しく、最後まで残ってくるところです。(今日練習して)少し安心しました」とのお話があり、栁澤先生にとっても指揮をする合唱団の状態を確認する機会としていただけたようです。
 瞬く間に過ぎてしまった2時間、実に内容の濃い練習でした。2022第九の練習が始まって4回目での直接指導は、初めての方にとっては初心者練習で第九を若干かじっただけの段階ですからかなり難易度が高く、またベテランにとっても2年間のブランクを克服しつつある段階であり、かなり手強かったのではないかと思います。しかし、この段階で栁澤先生を肌で感じ、どのような合唱を期待されるのかについて感触を得ることができたのは大きな収穫です。また、内田先生はじめ指導の先生方もご一緒していただいていますので、定例の練習の中で逐次指導いただき、栁澤先生のご期待にお応えしていこうではありませんか。次回の栁澤先生による指導は10月28日です。

ポイントポイントでの濃密な指導に「是非しっかりやってもらいたい」との期待が
始めに内田先生の指導で栁澤先生からリクエストのあった3か所について練習
熱の入った指導に全集中で聞き入る。瞬く間の2時間でした。